tadkgwの雑多

おもいっきり311文字

「我が家の本棚」

ネバーエンディング・ストーリーを観た。エンデの「モモ」は読んだ。虚無と絶望と願いと夢について、その共感も空想も欠落している。たれかしら子供の読書と成人のそれについ綴っていたのを思い出す。なにかしら創作する意欲は残っている。物心つく頃は忘却の彼方でカイコになってしまっているし、実存の不甲斐なさに辟易している。さあ自身を含むたれかしらに物語の虚構が、そして、虚構する意欲が唯一の希望かも知れない。記録を追体験の記憶にする夢想の造形だけ、かけがえのないものだれしも、ここからこれから。